2020年新春のご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
また、旧年中はひとかたならぬご厚情を頂きありがとうございます。
本年も、より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。

2019年はこんな年でした!

◆子育て支援事業

中区本牧と西区南軽井沢にある親と子のつどいの広場では、2019年も多くの親子が利用してくれました。とくに一時預かりサービスについては認知も上がり、利用する方が増えています。

西区南軽井沢の広場では、育休中に広場を利用していた方が仕事復帰後もつながりを持てるよう、また、お仕事をしていて平日利用できない方や父親参加のために、2019年6月より月1回土曜日に広場をオープンする「サタデーシャーロック」を、西区社会福祉協議会のご支援の下、実施しました。

中区本牧の広場では、お庭がある施設の特性を活かして夏には水遊びが人気でした。

近年猛暑の傾向があるので、日陰づくりはもちろん、水温の確認など安全に遊べるための配慮が欠かせません。

また、子ども服などをリユースする試みとして開催しているマルシェの売り上げで、新しいおもちゃなどを購入しました。

◆情報発信事業

7月7日に横浜アンパンマンこどもミュージアムが移転しリニューアルオープンしたことに伴い、オープン当初から運営している「横浜子育て情報スポットあのね」も新しいミュージアムへ移転しました。

これまでは相談コーナーがあったのですが、移転後のミュージアムにはそのスペースを確保できなかったため、情報提供のみのスポットとなりました。

とても残念なことですが、商業施設に子育て支援事業者が関わることで、利用者向けだけでなく、施設全体の子育て応援の風土づくりに貢献できるよう取り組んで行きたいと思います。

そして、自主事業で取り組んでいるベイ★キッズプロジェクト。
毎週水曜配信のベイ★キッズめ~るもかれこれ12年。

2007年にスタートした時はまだスマートフォンがなかったので、ガラケーへの配信でした。5年くらい前までも、アンケート結果ではまだまだガラケー使いが多かった母親たち。しかしここ2年ですっかりスマートフォン化が進んだように思います。

もうそろそろ、この愛着のあるメルマガサービスも形を変えて新たな情報発信ツールへと移行すべき時が来ているようです。2020年に取り組めるよう考えています。

また、ベイ★キッズプロジェクトではメルマガ以外に情報紙「ベイ★キッズマガジン」も発行しており、2019年は31、32、33、34号を発行することができました。

子育て真っ最中の母たちが企画から関わっているので、読者と等身大の情報をお届けできているかと思います。そろそろネタ切れかと思いきや、まだまだ知りたいことはいっぱいあるものです。

2020年1月15日に35号が発行されます。
どうぞお楽しみに。

そしてイベントの方も継続して行っています。

そごう横浜店さんとのコラボイベント、今年はラグビーワールドカップがあったので、スポーツ体験イベントを組み込みました。それぞれのイベントにたくさんの親子にご来場いただきました。ありがとうございました。

ベイ★キッズプロジェクト立ち上げからご協力をいただいている高島屋さんとの月1回のイベントも継続開催しています。

それから、今年は新しくイオンモール座間のイベントのお手伝い依頼を頂き、座間市まで出かける機会が何度がありました。

どのイベントも楽しくかかわらせていただいております。

◆小学生の放課後居場所事業

子どもの数は減っているはずなのに、放課後の居場所の需要は年々上がっています。

私たちが運営している4校の中には、年々児童数が減っていく学校もあるものの、逆に児童数が増加している学校もあり、横浜市内でもかなり地域の偏りがあるのを感じます。

保土ケ谷区上菅田小学校はお隣りの笹山小学校と統合となり、2020年4月から新しい学校「上菅田笹の丘小学校」として生まれ変わります。これにより900人越えの大規模校になります。相模鉄道とJR東日本の相互直通運転が始まったことによりさらに人口増加が見込まれる地域です。新校舎建設のため、3年間は仮設校舎での活動となります。人数が多い上に仮設校舎での活動となり、子どもたちにとっては日頃の学校生活もがらりと変わり、戸惑うことも多いことでしょう。そんな子どもたちにとってキッズクラブがあることが心の支えになるような運営ができるよう準備を始めています。

各校それぞれの特徴を活かしたキッズクラブの運営をしていますが、どのキッズクラブも日頃から学校・地域・保護者の方々にご協力いただいているおかげで、スタッフ一同、子どもたちの日々の成長に寄り添うことのできる、素晴らしい仕事に取り組むことができています。大変ありがたいことです。

その他としましては、育児と介護のダブルケアの支援事業として、一般社団法人ダブルケアサポートの事務局機能を担ってきました。

昨年末に、日本の少子化が国の想定を上回るペースで進んでいる実態が明らかになりました。私たちも少子化を加速させないよう、子育て支援を通じて子どもを産み育てる環境づくりの一助になればと日々活動していますが、これだけ少子化が進んでいる現実を目の当たりにすると、少子化対策はもちろんですが、それだけでなく、人口減少前提の社会保障、福祉政策、つまりは国のあり方を考えていかねばならない時に来ているのだなと思います。
 
さて、2020年はどんな年になるでしょうか。
オリンピックも開催されることですし、明るい話題の多い年になることを祈っています。
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。

2020年元旦 理事長 東恵子

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