上菅田小学校 2015-11

11月の活動紹介

★横浜市営地下鉄の川和車両基地へ行ってきました★

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11月14日(土)

残念ながら雨が降ってしまいましたが、

市営バスを貸し切って行ってきました!

会場はとても混んでいたけど、

とっても良い経験ができましたね♪

2014年度:「多文化で考える防災・減災講座術」~講師プロフィール

鈴木 光(すずき ひかり)

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防災ファシリテーター。横浜市在住。総務省消防庁の防災図上訓練指導員として全国各地の自治体で活動する他、地域での防災訓練、ワークショップ、勉強会等を企画、講師も務める。趣味はアルトサックス。

2012 年にはアマチュアバンドメンバーと陸前高田、大船渡のジャズ喫茶でライブを決行。

 

 

 

 

 

 

 

 

宮島 真希子(みやじま まきこ)

宮島さん
横浜市在住。神奈川新聞社在職中は、記者稼業の他、カナロコというウェブサイトを企画運営。 NPO法人シャーロックホームズ理事を務める。市民の情報発信支援に携わる。中学生の母。

 

 

 

 

 

 

 

 

「2014年:多文化で考える防災・減災術」に戻る

2014年度「多文化で考える防災・減災講座術」~情報アンケート

2014年度フォーラム南太田地域出前事業を実施するにあたり、外国人女性の防災情報把握状況とニーズを探るために市立小学校、幼稚園や地域子育て支援拠点など6施設で実施。

アンケート調査からは「情報ソースの不足・防災に関する経験不足」がわかった。言葉の壁と防災教育がなされていないことからくる関心の低さが見て取れる。危機意識がないわけではないが、忙しい日常のなか後回しにされているということが想像される。「忙しい暮らしの中でもすぐに理解できる形で防災に関する情報をこまめに外国人女性にむけて発信すること」、また、「外国人も参加しやすい形での防災訓練を実施すること」などの重要性を感じる結果となった。

情報アンケート報告書(PDF)

情報アンケート調査結果データ(PDF)

 

 

またより多くのデータを確保するために、アンケートは簡単な日本語の他に中国語・韓国語・タガログ語・英語に翻訳し配布した。

かんたんな日本語版アンケート 質問紙(PDF)

中国語版アンケート 質問紙(PDF)

韓国語版アンケート 質問紙(PDF)

タガログ語版アンケート 質問紙(PDF)

英語版アンケート 質問紙(PDF)

 

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まちの交流拠点を活用した困難を抱える青少年の就労支援事業

石川町オープンデスク
平成26年度の年賀寄付金配分事業として困難を抱える青少年の就労支援として体験型の就労実践の取り組み”まちの職人から学ぼう!「石川町オープンデスク2014」を実施しました。

 

漆喰、活版印刷、和菓子や和食、まちの職人、クリエーター等、まちの職人を講師に12講座を開校しました。身近な職人から学ぶ講座の実施はより細やかで深い住民との関係づくりになったように思います。平成24年度に実施しました「場」の再生・「人」の再生事業から丸2年経ちました。その当時より店舗も増え、昨年より石川町・ひらがな商店街において「裏フェス」が実際されるまでになりました。静まり返っていた街並みもいつしかかつての賑わいをみせていた商店街も静かな街並みに変貌、行きかう人も足早に通り過ぎていきます。そんな「まち」をさまざまな視点、切り口でみていき始めていました。さらに今回の講座からインターン生も誕生し、活版印刷の修行に入りました。そのインターン生からのメッセージを紹介したいと思います。多くの方々の多大なご尽力、”ひらがな商店街アートスペース「と」“におきましては講座会場として「場」を提供していただきましたこと、本配分金事業が「空き店舗のリノベーション」から始まり、「人」の再生、「まちの活性化」につながりましたことに改め感謝しております。さらに本配分事業の申請に際しましては神奈川県県民部青少年課の推薦をいただきました。

 

こうしたさまざまな方々のご尽力とご協力に感謝し、これからも誰もが暮らしやすいと思える環境づくりに努めてまいります。(理事:今井嘉江)
本事業実施施設:ひらがな商店街アートスペース「と」
インターン生からのメッセージ(一部):今回の活版印刷の職人から学ぶ講座でのインターンは、仕事に向き合うための姿勢を自分でどのように見据えるか、また自分がどんな目的を持って生きていくのかを考えるきっかけとなりました。

2014年:「多文化で考える防災・減災術」 

~この講座は終了しています。内容については下記のレビューをご覧ください~

 

2014年度はシニア女性と中学生を対象とした異世代交流も含んだ2013年度に続き、更に踏み込んで横浜市に住んでいる外国人国籍につながる方たちと考える防災・減災講座に挑戦しました。 

災害弱者とされる外国人。東日本大震災時、被災地の外国人とコミュニケーション・情報不足が指摘されました。横浜市統計調査によると横浜市に暮らす外国人は2015(平成27)年1月末現在で78,053人、区別でみると、中区、鶴見区、南区の順に在住者が多くなっています(横浜市区別外国人人口)。その南区・中区中心に暮らす外国人女性(子育て中の母)を対象した、万が一に備えるための防災・減災講座を南区の外国国籍が比較的多い日枝小学校放課後キッズクラブ(第1回講座)と中区のパンダ幼稚園(学校法人横浜山手中華学園)(第2回講座)の2つの異なる地区にて防災・減災講座を企画しました。

 

第一回の講座では放課後キッズクラブに参加する外国国籍につながる子どもたちとその保護者をターゲットに講座を企画。前半では「子ども向けワークショップ」を行い、地図で学校・キッズクラブ・自宅を確認し、イザという時のお約束ごとを確認後、「おしゃべりコーナー」で子どもたちが学んだことを親子で話し合い、共有女性の、日ごろ感じている災害に関する不安などを共有・情報交換という内容。

 

第二回の講座では、中国系の方が多い横浜中華学園の保護者対象に講座を企画。前半では幼稚園にいるときに大地震が起きたらどこに避難したらいいのか、幼稚園周辺のハザードマップをみながら危険か所を見ながら具体的に考える「地図講座」を。後半では中国語を話せる母親たちが防災について学び、発信していくノウハウを学ぶ「情報講座」を開催しました。

第1回講座案内チラシ(PDF)

第2回講座案内チラシ(PDF)

 

その他によりよい講座を実施するために様々な施設や個人にヒアリングを行ったり、外国人女性を実態をしるために防災に関する情報アンケートを市立小学校、幼稚園や地域子育て支援拠点など6施設で準備して実施しました。
⇒ヒアリング報告書(PDF)はこちら
情報アンケート詳細はこちら

 

-2014年度「市民・NPOがつくる男女共同参画事業(地域出前企画)」として男女共同参画センター南太田と協働しています。

講師プロフィールはこちら

-2014年度 地域出前講座レビュー
第1回 日枝小学校放課後キッズ「地震イマジーネーションゲーム」(2014.11.10)

第2回 パンダ幼稚園(学校法人横浜山手中華学園)「園・学校にいるときに大地震が起こったら・・・」(2015.1.20)

 

講座レビュー:~異世代で考える減災・防災術~第三回「災害時に役立つ情報活用講座」(2013.12.21)を開催しました

2013年度「市民・NPOがつくる男女共同参画事業(地域出前企画)」として、NPO法人シャーロックホームズ男女共同参画センター南太田と協働して実施してきた「異世代で考える減災・防災術」。

最終回は、中学生向けの情報活用講座。2013年12月21日(土)に横浜市立南中学校にて開催しました。

講師は、かながわ 311 ネットワーク「ホームページお助け隊」代表の大西智樹氏。現役の大学2年生です。参加者は南中学校パソコン部の部員6名のみなさん。

 

 迎えた当日、準備の段階から参加者のパソコン部員の中学生が大活躍。まず講座が行われる図書室にレンタルパソコンを運び、手際よく接続し、講座開始30分前までにはパソコンとネットワークのセットアップが完了!!その様子を見た大西講師は「少し早いけれど、せっかくだから今日扱うホームページ作成サイト『Jimdo』のアカウントをとってみようか」と中学生に話しかけます。スタートの10時までには、参加者全員がそれぞれのホームページのアカウントをとるところまで準備が整いました。
過去の情報活用講座に参加して興味を持った2名のシニア女性も飛び入り参加し、講座がスタート。

第1部 災害時の「情報ボランティア」とは?             

 大西講師は、まず自身が現地で撮った東日本大震災の復興の様子の写真をスクリーンに映しながら説明。崩壊した建物や荒れ地、プレハブ住居などの様子を見ながら中学生は一生懸命大西さんの話に耳を傾けていました。

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次に、大西氏自身が高校生の頃から所属するNPO 法人横浜コミュニティデザイン・ラボや、立ち上げに関わる事となった『かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業』(現在の『NPO法人 かながわ311ネットワーク』)の話題にうつりました。大西講師は、「NPO法人ってなんでしょう?正式には特定非営利活動法人と言います。市民が主体となって、営利を目的としないで社会的な課題を解決しようとする団体のことです。営利を目的としないだけに、活動していく上では金銭的に難しいところがあります。そういうお金のないNPO法人が被災地でどうやって震災の復興を応援しているのか、わかるかな?」と問いかけ、「実は、講座が始まる前に登録してもらった『Jimdo』、あれを使うと無料でホームページが作れるんです。」と続けます。

「へえー」と中学生の驚く声。

「そう、無料!すごいでしょ!『Jimdo』のような無料のウェブサイトを利用して情報発信のお手伝いをするのです。例えば被災したお店は資金がないよね。でもがんばってなんとか別の場所でプレハブで営業を再開することができるようになった。でもそれをどうやってPRすればいいのかノウハウがわからない。そこで僕たちのような情報ボランティアが無料の『Jimdo』を使ったホームページを紹介し作成の援助をします。」

NPO法人などが『JIMDO』のような無料のサイトを駆使しながら、災害時にインターネットなどを利用して救援や復興活動をサポートしている。それが情報ボランティア活動なのです。

 

第2部 ホームページ制作ワークショップ~情報の集約と発信~    

「ホームページは作るのが難しそうだと思われがちだけれど、始まる前にみんなでアカウントをとった『Jimdo』は本当に簡単です。まずはホームページのタイトルを入れてみましょう。」と大西講師。すると中学生はタイトルを入れて大きさや位置を変更し、自分の感覚で次々と背景などを選びホームページの外観を仕上げていきます。わからない時はすかさず「先生!!」と呼んで、「これどうやるか教えてください」と皆さんとても積極的。歳が近い大西講師は中学生には親しみやすいようです。

フォーラム3 全体

「さて、『twitter』ってみんな知っているかな。」と大西講師は再び中学生に問いかけます。「『twitter』と言うと、芸能人や普通の人がトンデモナイつぶやきしちゃって問題になるようなイメージがあるかと思うけど、実は色々な情報の最新ニュースをキャッチするのにとても良いツールなのです。今日は学校周辺地区に関係する防災情報の『twitter』サイトを登録してみようと思います。プロジェクターにサイト名を映すので、これをホームページに埋め込む方法をこれから教えるのでやってみましょう!」という指示のもと、スクリーンに映された防災に関連する『twitter』サイトを中学生は入力していきます。

「写真もだけれど、動画も埋め込むことができるから、とても便利だよ」と大西講師は『Jimdo』の便利な機能を紹介します。動画が埋め込められると聞くと「すごーい!!」と生徒達はまた感心した様子。自分の興味のある動画を開いて、すかさず埋め込んでいき、個性豊かな防災ホームページをおのおの仕上げていました。

「ホームページというと、情報発信のためのものと思いがちだけど、こうやって、防災に関する様々な情報の集約機能をもたせると使い勝手がよくなります。いざというときにはそのホームページを見さえすれば最新情報をゲットでき、また自分たちの状況もそこから手軽に発信できるというわけです。」

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残りの時間は自分たちが住む土地の地盤状況と、大規模な地震が発生した場合に想定される被害などがわかる「わいわい防災マップ」から得られる情報について学びました。自分たちの住む家がピンポイントで見ることができたり、でみることはとても興味深いようで、何度も情報設定を変更しながら様々な角度から情報を手に入れていました。また自分たちの住む地域がいかに狭い道が多く、崖などに囲まれていることを知り、避難する時はどの道を使えばいいのか一生懸命考えていました。

 

最後に大西講師より、「今日は『JIMDO』と『わいわい防災マップ』を紹介しましたが、それぞれとても簡単で、中学生のみんなでも災害が起きた時にでも、すぐに情報収集をして発信することができるとわかったと思います。ぜひ今日覚えたことを普段から楽しく使いながら、イザという時に役立ててください。」というしめくくりがあり、講座は終了しました。

 

アンケートより抜粋:

今後、災害が起きた時、自分はどのような行動をとることができると思いますか?:

「なるべく安全な道を通ることができそう」・「家から遠回りして中学校に行く」・「おとしよりやちっちゃい子たちにひなんばしょをおしえたり、つれていったりする」など今日学んだことを踏まえた感想を寄せてくれました。

 

今日印象に残ったこと、感想やご意見より:

様々な防災に関する情報やその量に驚いたことや、防災について楽しく学べたことを中心とする感想がありました。

 

 

また、わざわざ参加いただいたシニア女性のお二人からは、「今日ちょとやってみたら、もしかしたら自分でもホームページを作れるかもと思いました。」「機械音痴の自分が参加しても・・と最初は思ったけど、実は自分の頭の中にあるものを出して、若い人に作ってもらえばいいんだということがわかり、とてもよかったです。」という頼もしいコメントをいただきました。

 

 

パソコン部のみなさんには得意なパソコンを通じて楽しみながら防災に触れてもらえたようです。みな生き生きとしながら講座に取り組み、自らが発信力を持てるということ、中学生でも災害時にできることが色々な形であるということを知り目を輝かせていました。未来の地域の担い手として力を発揮してくれるのではと思います。

 

こちらの講座の様子は「タウンニュース南区版 2014年1月 9日号」にも掲載されました。

 

~第ニ回「みなみ防災おしゃべりサロン」(2013.10.24)についてはこちら~

~第三回 「災害時に役立つ情報活用講座」(2013.12.21)についてはこちら~

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講座レビュー:~異世代で考える減災・防災術~第二回「みなみ防災おしゃべりサロン」(2013.10.24)を開催しました

2013年度「市民・NPOがつくる男女共同参画事業(地域出前企画)」として、NPO法人シャーロックホームズ男女共同参画センター南太田と協働して企画、実施している「異世代で考える減災・防災術」。

「地図」と「IT」という2つの情報ツールを使って、南区のシニア女性と中学生が防災・減災について取り組みます。
既に実施した第1回めの「地図」についての講座では、シニア女性と中学生が合同で地図ワークショップを行いましたが、「IT」については、シニアと中学生では活用進度が違うので、別々に講座を実施します。(講座全体の概要はこちら

 

第2回めは、シニア女性対象の情報活用講座「みなみ防災おしゃべりサロン」。

横浜市立南図書館にて2013年10月24日(木)に開催しました。(講座チラシはこちら

 

災害弱者とみられがちなシニア女性自身が「潜在力」と「地域に貢献できる力」を持っていることを知り、さらにデジタル媒体を使った情報収集や発信ができるようになることが、防災力アップの鍵と考え、以下のような二部構成で企画しました。

まず第一部「語ろう震災・語ろう備え」では、シニア女性がおしゃべりをしながら災害・防災の情報を共有し気づきあう場を、第二部「携帯電話を使ったワークショップ」では災害伝言ダイヤルの操作方法を実践する場を設けます。

今回は、事前に南区老人クラブ連合会の協力を得て「南区シニア世代のネット活用調査(報告書はこちらから)」を実施。その結果、あまり使っていないパソコンの講座より、所持率が高い携帯電話を使った防災情報の取り方を学ぶことがシニア女性には効果的であるとわかり、講座づくりに活かしました。

講師は第1部にNPO法人横浜コミュニティデザインラボ理事でNPO法人シャーロックホームズ理事でもある宮島真希子氏、第2部には防災ファシリテーターの鈴木光氏。

参加者は南区在住の地域で活躍するシニア女性24名です。

 

第1部【語ろう震災/語ろう備え】                  

講師の宮島真希子氏は「南区は90年前の関東大震災でもかなりの被害を受けているとデータからもわかっています。2年前の東日本大震災でも、怖い思いをした方もたくさんいらしたと思います。」と、関東大震災時の被害者数など具体的な数値をあげながら語りかけます。「今日は災害時の不安や普段感じていることをグループで話し合い、そこで得た情報をそれぞれの防災の蓄えにしていただければと思います。それではさっそくグループに分かれ、自己紹介のあと『わたしの311』の体験・経験談をしましょう。一人ずつ時間を区切り、時間がきたらアラームを鳴らしますので、その都度お話をいったん止めて、こちらに向き直ってください」とおしゃべりタイムをスタートさせました。

全員が発言できるよう、「時間を計って交代」という手法をとったものの、アラームが鳴ってもなかなか話が尽きない様子。やはり女性は年齢に関係なくおしゃべりが大好きな方が多いようです。

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『わたしの311』体験談の内容(一部):
「弘明寺商店街では駐輪中の自転車がドミノ倒しになって怖かった」・「桜の木にしがみついた」

怖かった体験談をうなずきあいながら共有。

中には「311では携帯電話やメールはつながりにくかったと後から聞きましたが、主人とCメール(チャットメール)で問題なくやり取りをしました」と通常メール以外を使いこなし安否確認をとった方、「阪神淡路大震災の時に連絡は遠方のほうがつながりやすかったという経験から東日本大震災ではすぐに神戸の親戚に自分の安否を連絡し、そこに都内にいる家族が安否確認できるようにしました」と過去の震災の経験を踏まえて行動をとった方、また中には「自宅が安全であることを確認後、地域のお年寄りの安否確認をして回りました」という方など、南区のシニア女性のパワーを実感させられるようなエピソードも。

 

「初めての人たちとでもすぐに打ち解けるシニア女性の力は、避難場所や被災地域のつながりづくりにとても役立つと思っています。今も初対面の方がほとんどにも関わらず、時間がきてもおしゃべりが止まりませんでしたよね」との宮島講師の言葉に笑う一同。「その力がイザという時に大事になります。この後に話し合っていただくテーマについても、皆さんが普段感じていることを気軽にどんどんおしゃべりして情報交換をしてください。」

続いて再びグループにわかれて『災害時・ここが不安』と『わたしにでもできることを考えよう』について語り合いました。
今度はそれぞれのグループ代表者からの発表です。
発表の一部紹介:
「道の幅がとにかく狭いのが避難の際に怖い」・「ペットが心配」など普段から不安に感じていることの共有。

「南区は高低差があるため、同じ区内でも平坦部と丘陵部では被害状況や日ごろの訓練、人のつながり方まで異なるということがわかった」・「自分の地域の防災訓練はマンネリ化していましたが、他地区では中学校を巻き込んだ防災訓練をしているという事例を聞くことができたので、自分の地域の人たちに伝えたい」など今後の行動につながる気づきや感想。

「簡易トイレ取扱いの資格を持っているが、実際には重労働も伴うので若い方にも協力してほしい」など次世代へのメッセージなど。

更には「私の地区では、数年前まで防災拠点だった小学校が実際に避難するのが道が狭いなど土地柄とても難しいことから、区役所に掛け合って別の学校に変えてもらいました」という方も。地域の抱える問題を自らの行動によって解決したという体験談は、参加者に驚きと刺激を与えていました。

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「今日のおしゃべりを通じて気が付いた事や気になる事をこの場限りに留めず、おせっかいかなと思ってもぜひ地域の人に、特に若い世代に伝えてくさい。皆さんの体験や知識はとても貴重です。情報の共有による日ごろのつながりは防災力の向上はもちろん、地域活性化にもつながりますので、どんどんこれからもおしゃべりパワーで地域を元気にしてください。」と宮島講師がしめくくり、第1部は終了しました。

 

 

第2部【携帯電話を使ったワークショップ】              

続く第2部の講師は鈴木光氏にバトンタッチ。
「東日本大震災では交通機関が止まり、たくさんの帰宅困難者が出ました。みなさんご自身もご家族や大切な人と安否確認が取れない不安を体験されたかもしれません。このように災害時では、家族と離れてしばらく過ごさなければいけないかもしれません。でも大事な人の無事が確認できれば、一息ついて次の行動を考えることができますよね。今日は『災害用伝言ダイヤル171』による安否確認方法を皆さんが普段使われている携帯電話を使って実体験していただきたいと思います。」と、趣旨説明をしたのち、体験ゲームに入りました。

 

通常「災害用伝言ダイヤル171」は、年末年始と毎月1日と15日以外は使えませんが、NTT東日本の協力により、この日の講座に合わせて体験できるようになっていました。今回は訓練ですので、ある指定の電話番号に録音しておいた伝言を、配布資料災害伝言ダイヤルに従って各自が自分の携帯電話を実際に操作して聞き取る体験しました。戸惑いながらも、つまずいた時にはスタッフや今回協働している『フォーラム南太田』の担当者とガールズ講座修了生たちのサポートを得ながら無事に全員が再生操作に成功しました。

kouza 23続いて、伝言の「録音」にチャレンジ。「録音のポイントですが、まずは名乗ってからメッセージを言うことです!そうしないと、イザというとき、いくつも伝言が重なったとき誰の声だかわからなくなることもあるので」とのアドバイスに、「あーそうだった!もう一回やり直しだわ」と笑いがらかけ直す人も。

無事に「録音」「再生」できた人は、自宅の電話番号への「録音」にも挑戦。「家に帰ったら、もう一度やってみよう」と嬉しそうにおっしゃる人も何名かいました。一方「再生」より「録音」のほうが少しやっかいなのか悪戦苦闘する人も。失敗しても諦めず、「せっかく教えてくれる人がいるのだから、今やらないとね」と熱心に携帯電話に向かう姿がみられました。その粘り強さは若い世代も是非見習いたいものです。最後のお1人が登録するところを見届け、『災害用伝言ダイヤル171』の体験は終わりました。

 

最後に鈴木講師より、『横浜市防災情報eメール』(横浜市総務局)の紹介がされました。

「この情報は携帯電話のメールに送られてきます。今日は時間の都合で登録する時間が取れませんが、配布資料にURLやバーコードもありますのでご自宅に帰ってから登録してみてください。もしくは講座終了後、登録を一緒にご希望の方は後ほど申し出てください。」

そう説明している合間にも、すかさず登録をされている方が何人かいたようです。
更に鈴木講師は「『横浜市防災情報Eメール』はそれぞれが必要とする情報や地区を選択できるのでとても便利です。どのような情報が送られてくるのかご覧いただきたいと思います。」と講座一週間前の台風接近時に送られてきたメール内容やその他の事例などをいくつかスクリーン上で紹介して、ワークショップを締めくくりました。

 

まとめ                             
再びここで宮島講師にマイクがわたりました。

「南区を活気づけているのはやはりなんと言っても地域で生活する時間が長く、地域をよく知るシニア女性の皆さんです。今日は携帯電話を使って情報をとる練習をしましたが、イザという時にそれが使えなくても大丈夫です。こういうものがあると知っていただけるだけでもいいのです。非常事では身近にいる若い人たちをつかまえて情報収集をしてもらいましょう。みなさんの最大の力であるおしゃべりでその情報を伝え、更に、その次の行動を指示をしてください。例えばどこの道が安全、どの備蓄倉庫に何があり、また何が必要なのかなど、地域に詳しいシニア女性の皆さんがリードしてください。男性がいるとどうしても一歩下がりがちな世代ではありますが、災害が日中に起こったら、仕事に出ている男性や若い人たちは不在です。その時は皆さんの出番です。繰り返しになりますが、みなさんが培ってきたたくさんの貴重な体験・知識を普段から伝えることは、非常時に必ず役立ちます。これからもみな様シニア女性の底力で南区を元気にしていただきたいと思います。」

シニア女性の力はすでに自身の中にあり、それを普段から異世代に伝えていくことが地域の防災・減災力につながることを伝え、講座は終了しました。

 

終わりに~石巻ママの文集の紹介~

東日本大震災の被害を乗り越え、子育て支援活動をしているNPO法人ベビースマイル石巻が、震災後1年経過したときにママたちの声をまとめた文集を出版。マスメディアの報道だけではわからない貴重な当事者の体験が描かれているのでとても読み応えがあります。
その文集「こどもたちへ~ママたちがいま伝えたいこと」の、紹介映像を流しました。

 

 

アンケートより抜粋
防災伝言ダイヤル「171」を使ってみての感想では:
ガイダンスがわかりやすいや初めて体験したが、意外に簡単に使用できたという声が多数ありました。また「171」は知っていたけれど、使ったことがなかったので、この機会にできたことをとても喜ばれている方々がアンケートからも講座の様子でも見受けられました。

 

帰ってからどのような行動をしようと思うかという問いには:

家族や仲間に、防災伝言ダイヤル「171」の方法や今日話し合ったことを共有したいという意見が多数寄せられました。

 

今日印象に残ったことでは:

自分の住んでいる地域以外の方と防災等について話しをしてみて改めて、地域の大切さや地域によって訓練方法などが異なることを実感した、話し合いを通じて得たことがたくさんあったという感想が多数ありました。

 

 

★今回の講座は、タウンニュース南区版でトップニュースとして取り上げられました!

「伝言ダイヤル操作学ぶ」タウンニュース南区版(2013年10月31日発行)

 

★今回参加いただいた南区在住の作家山崎洋子さんの記事が季刊誌「横濱」に掲載されています。

季刊誌「横濱」43号(2014年新春号) P.64~横浜の底力35「自分のまちの防災マップ、持っていますか?」

 

 

~第一回 「地図読みこなし講座」(2013.8.19)についてはこちら~

~第三回 「災害時に役立つ情報活用講座」(2013.12.21)についてはこちら~

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講座レビュー:~異世代で考える減災・防災術~第一回「地図読みこなし講座」(2013.8.19)を開催しました

2013年度「市民・NPOがつくる男女共同参画事業(地域出前企画)」として、NPO法人シャーロックホームズ男女共同参画センター南太田と協働して企画した「異世代で考える減災・防災術」。

「地図」と「IT」という2つの情報ツールを使って、南区のシニア女性と中学生が防災・減災について取り組みます。(講座全体の概要はこちら

第1回めは、横浜市立南中学校にて、「地図読みこなし講座」を開催。2013年8月19日(月)、夏休み中の校舎にバスケット部の部員9名と地域で活躍されているシニア女性11名が集まってのスタートです。

講師は防災ファシリテーターの鈴木光氏です。

 

1.横浜でも大地震は起きるの?                 
「いつなのかは特定できませんが必ず来ます」と、鈴木講師。被害が大きいと想定されている「元禄型関東地震」を例にあげて説明していきます。
臨海部の一部では震度7、南区ではそれに次ぐ震度6強が想定されているとのこと。東日本大震災の揺れは市内で4~5強だったので、はるかに強い揺れが来るわけです。
南区は、市内でも被害が大きいとされる地域。倒壊、火災による死者数、避難所生活者といった具体的な数字をスクリーンで確認していきます。
全半壊の建物が12,667棟、火災による焼失が11,795棟。
区の人口約19万5千人のうち、発災4日後で16%、1か月後でも13%の方が避難所で生活することになるのです。

「記憶に新しい東日本大震災は津波被害が大きかったのですが、横浜で起こる地震の被害は都市型だった阪神淡路大震災の方が参考になります」と、ここであらためて一同をみまわす鈴木講師。
「でも中学生のみなさんは阪神大震災のときはまだ生まれてなかったですよね。」
うなずく中学生に驚くシニア女性たち・・・。
大人にとっては二つの震災は常識。でもティーンズにとっては震災といえば「東日本大震災」のことしかリアルには想起できないのです。
こういう常識のずれを認識できるのも異世代講座ならでは。

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「それでは都市型の阪神大震災を想定した映像をみましょう」という鈴木講師の言葉につづき、スクリーンには阪神大震災を想定した揺れを再現した実験動画、さらに実際の阪神淡路大震災の映像が映し出されました。

家やオフィスを模した部屋で、固定されていない家具に次々と押しつぶされる人形。激しい揺れで部屋中を暴れまわるコピー機。
震災発生時の動画からは、倒壊した建物で道がふさがれている生々しい映像、撮影した人の「ガス臭い・・」というつぶやき。
一同食い入るように画面をみつめます。

さらに「横浜でもかつて実際に大きな地震は起こりました」と鈴木講師。
90年前に起こった関東大震災です。中心部と同様、現在の南区の一部でも激しい揺れと直後の大火災で大きな被害を受けたのです。
映し出されたモノクロの被害写真も、「過去の時代のこと」では済ませられないのです。

こうして自分事(じぶんごと)として災害を考える意識ができてから、いよいよ地図を使ったワークへ!

 

2.地図を使った災害イメージトレーニング      

(DIG:Disaster Imagination Game)

 

数人のグループに分かれ、南区の現在の地図にビニールをかけてテーブルに固定し、まず川など目印になるものをなぞってから、自分の家にシールを貼っていきます。

と、ここで何人かの中学生たちが自分の家の位置がわからないというハプニング発生。
普段地図をみなれていない中学生にとってはちょっと難しい様子だったので、そこはシニア女性の出番。うまくリードして住所や周辺の建物などを聞きながら場所を特定し、無事全員シールでのマーキングが完了。

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もとの地図が南区の土砂災害マップを使用しているので、自分の家がどういうエリアなのかが一目瞭然です。他にも防災拠点や広域避難場所などをマーキング。

学校から家、家から避難所までの道のりでの危ない箇所について確認していきます。

「うちの近くの防災拠点へはかえって危ない道だったので、掛け合って、別な安全な道からいけるところにしてもらったの」という話もでて、参加したシニア女性が日頃から防災に高い関心をもっていることがわかりました。
その後、地図を大正時代の古地図に交換して、先ほどのビニールをかけるとわあっという声が。
「昔の地形によって災害の危険性は変わります。例えば、湿地や川が流れていた土地は地盤がゆるく、土砂災害や液状化の危険が高い。
造成等で風景は変わっても地名にその手がかりが残されたりしているのです。」という解説を聞きながら、自分の家や学校がもともとはどういう土地だったのかを見ようとみな頭を寄せ合います。

「ここは昔はがけだったのね~」など、シニア女性からも地図をみながら驚きの声があがりました。

 

 

 

3.まとめ~南区のチカラ~              

地図を囲んでのおしゃべりが盛り上がる中、最後に鈴木講師がまとめました。

「災害がもし日中に起きた場合は、地域に残っているみなさんたちが頼りです。今日は顔を知った程度でもいいんです。うちの地域にはこんな元気なシニア女性がいるんだということを知って、いざというときにお互いに助け合えばいいと思っていただけることが大切です。」

「また今日学んだことは、是非みなさんおうちに持って帰ってご家族に話してください。防災拠点で避難生活を送るよりも自宅で生活する方がずっといいので、お持ち帰りの資料をみながら、家の危険個所やいざという時の備えの点検、情報の取り方などをみんなで話し合ってほしいと思います。」

 

続いて、南消防署予防課の松永ゆり氏にもコメントをいただきました。

「今こんな風にとても元気で頼りになるシニアの方たちですが、実際に被災したとき
は一時的に避難所で元気がなくなるかもしれない。そんなときは若くて体力のある中
学生の出番です。今度は、中学生の皆さんから声をかけてあげてください。そのため
にも、日頃から協力して地域を守っていってほしいと思います。」

なごやかな雰囲気のうちに講座は終了しました。

 

アンケートより抜粋:

帰ってから、どんな行動をしようと思いますか?(今日もしくは今後)について:

シニア女性・中学生ともに、家の中の安全・家具の固定・備蓄の見直しなどを中心に講座で学んだことを家族と共有したいとの意見が多くありました。また中学生は、登下校の安全な経路を確認したいという意見も何人か書いていました。

 

今日印象に残ったこと、感想や意見:

シニア女性・中学生どちらも、地図から読み取れる情報を通じて防災について考えられたことや安全を確認できたことが印象的だったようです。シニア女性は、中学生と一緒に講座をできたことがとても楽しく、また地元を支えるこれからの若い力に期待をこめた感想を述べられる方も何人かいました。

 

 

 

講座の準備から片づけまで、テキパキと手伝ってくれた南中学校のみなさん、ありがとうございました。講座時は、シニア女性のパワーの前に、やや静かだったかもしれませんが、関心をもって参加してくれた姿に頼もしさを感じました。

 

 

 

★今回の講座の記事がタウンニュース南区版に掲載されました!

 

~第ニ回「みなみ防災おしゃべりサロン」(2013.10.24)についてはこちら~

~第三回 「災害時に役立つ情報活用講座」(2013.12.21)についてはこちら~

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2013年:異世代で考える防災・減災術 講師プロフィール

 

鈴木 光(すずき ひかり)

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防災ファシリテーター。横浜市在住。総務省消防庁の防災図上訓練指導員として全国各地の自治体で活動する他、地域での防災訓練、ワークショップ、勉強会等を企画、講師も務める。趣味はアルトサックス。

2012 年にはアマチュアバンドメンバーと陸前高田、大船渡のジャズ喫茶でライブを決行。

 

 

 

 

 

 

 

宮島 真希子(みやじま まきこ)

宮島さん
横浜市在住。神奈川新聞社在職中は、記者稼業の他、カナロコというウェブサイトを企画運営。退職後 NPO 法人横浜コミュニティデザイン・ラボ理事に。また同シャーロックホームズ理事を務める。市民の情報発信支援に携わる。小学6年生の母。

 

 

 

 

 

 

 

大西 智樹(おおにし ともき)

大西君
横浜市在住。東京都市大学環境情報学部 2 年。かながわ 311 ネットワーク「ホームページお助け隊」代表。高校 1 年だった 2008 年より NPO 法人横浜コミュニティデザイン・ラボで情報発信やイベント企画の活動を行っている。2011 年からはホームページ制作などの情報発信を通して被災地支援活動を継続している。2013年には市長選投票率向上運動「Vote for Yokohama」のイベント企画も行っている。

 

 

 

 

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放課後事業活性化に向けた地域交流イベントを株式会社伊藤園と開催します。

「待機児童ゼロの先にある放課後施策」

横浜市から委託を受け、放課後キッズクラブ3校を運営している当法人では、日ごろ運営にご協力いただいている地域の方々と、放課後キッズクラブを利用している保護者の交流の機会となるイベントを、株式会社伊藤園と一緒に開催することになりました。「日本のお茶文化」をテーマに、お茶で楽しい交流のひと時を提供します。

開催内容等はお茶セミナー開催プレスリリース(PDF)をご覧ください。