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講座レビュー:~異世代で考える減災・防災術~第三回「災害時に役立つ情報活用講座」(2013.12.21)を開催しました

2013年度「市民・NPOがつくる男女共同参画事業(地域出前企画)」として、NPO法人シャーロックホームズ男女共同参画センター南太田と協働して実施してきた「異世代で考える減災・防災術」。

最終回は、中学生向けの情報活用講座。2013年12月21日(土)に横浜市立南中学校にて開催しました。

講師は、かながわ 311 ネットワーク「ホームページお助け隊」代表の大西智樹氏。現役の大学2年生です。参加者は南中学校パソコン部の部員6名のみなさん。

 

 迎えた当日、準備の段階から参加者のパソコン部員の中学生が大活躍。まず講座が行われる図書室にレンタルパソコンを運び、手際よく接続し、講座開始30分前までにはパソコンとネットワークのセットアップが完了!!その様子を見た大西講師は「少し早いけれど、せっかくだから今日扱うホームページ作成サイト『Jimdo』のアカウントをとってみようか」と中学生に話しかけます。スタートの10時までには、参加者全員がそれぞれのホームページのアカウントをとるところまで準備が整いました。
過去の情報活用講座に参加して興味を持った2名のシニア女性も飛び入り参加し、講座がスタート。

第1部 災害時の「情報ボランティア」とは?             

 大西講師は、まず自身が現地で撮った東日本大震災の復興の様子の写真をスクリーンに映しながら説明。崩壊した建物や荒れ地、プレハブ住居などの様子を見ながら中学生は一生懸命大西さんの話に耳を傾けていました。

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次に、大西氏自身が高校生の頃から所属するNPO 法人横浜コミュニティデザイン・ラボや、立ち上げに関わる事となった『かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業』(現在の『NPO法人 かながわ311ネットワーク』)の話題にうつりました。大西講師は、「NPO法人ってなんでしょう?正式には特定非営利活動法人と言います。市民が主体となって、営利を目的としないで社会的な課題を解決しようとする団体のことです。営利を目的としないだけに、活動していく上では金銭的に難しいところがあります。そういうお金のないNPO法人が被災地でどうやって震災の復興を応援しているのか、わかるかな?」と問いかけ、「実は、講座が始まる前に登録してもらった『Jimdo』、あれを使うと無料でホームページが作れるんです。」と続けます。

「へえー」と中学生の驚く声。

「そう、無料!すごいでしょ!『Jimdo』のような無料のウェブサイトを利用して情報発信のお手伝いをするのです。例えば被災したお店は資金がないよね。でもがんばってなんとか別の場所でプレハブで営業を再開することができるようになった。でもそれをどうやってPRすればいいのかノウハウがわからない。そこで僕たちのような情報ボランティアが無料の『Jimdo』を使ったホームページを紹介し作成の援助をします。」

NPO法人などが『JIMDO』のような無料のサイトを駆使しながら、災害時にインターネットなどを利用して救援や復興活動をサポートしている。それが情報ボランティア活動なのです。

 

第2部 ホームページ制作ワークショップ~情報の集約と発信~    

「ホームページは作るのが難しそうだと思われがちだけれど、始まる前にみんなでアカウントをとった『Jimdo』は本当に簡単です。まずはホームページのタイトルを入れてみましょう。」と大西講師。すると中学生はタイトルを入れて大きさや位置を変更し、自分の感覚で次々と背景などを選びホームページの外観を仕上げていきます。わからない時はすかさず「先生!!」と呼んで、「これどうやるか教えてください」と皆さんとても積極的。歳が近い大西講師は中学生には親しみやすいようです。

フォーラム3 全体

「さて、『twitter』ってみんな知っているかな。」と大西講師は再び中学生に問いかけます。「『twitter』と言うと、芸能人や普通の人がトンデモナイつぶやきしちゃって問題になるようなイメージがあるかと思うけど、実は色々な情報の最新ニュースをキャッチするのにとても良いツールなのです。今日は学校周辺地区に関係する防災情報の『twitter』サイトを登録してみようと思います。プロジェクターにサイト名を映すので、これをホームページに埋め込む方法をこれから教えるのでやってみましょう!」という指示のもと、スクリーンに映された防災に関連する『twitter』サイトを中学生は入力していきます。

「写真もだけれど、動画も埋め込むことができるから、とても便利だよ」と大西講師は『Jimdo』の便利な機能を紹介します。動画が埋め込められると聞くと「すごーい!!」と生徒達はまた感心した様子。自分の興味のある動画を開いて、すかさず埋め込んでいき、個性豊かな防災ホームページをおのおの仕上げていました。

「ホームページというと、情報発信のためのものと思いがちだけど、こうやって、防災に関する様々な情報の集約機能をもたせると使い勝手がよくなります。いざというときにはそのホームページを見さえすれば最新情報をゲットでき、また自分たちの状況もそこから手軽に発信できるというわけです。」

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残りの時間は自分たちが住む土地の地盤状況と、大規模な地震が発生した場合に想定される被害などがわかる「わいわい防災マップ」から得られる情報について学びました。自分たちの住む家がピンポイントで見ることができたり、でみることはとても興味深いようで、何度も情報設定を変更しながら様々な角度から情報を手に入れていました。また自分たちの住む地域がいかに狭い道が多く、崖などに囲まれていることを知り、避難する時はどの道を使えばいいのか一生懸命考えていました。

 

最後に大西講師より、「今日は『JIMDO』と『わいわい防災マップ』を紹介しましたが、それぞれとても簡単で、中学生のみんなでも災害が起きた時にでも、すぐに情報収集をして発信することができるとわかったと思います。ぜひ今日覚えたことを普段から楽しく使いながら、イザという時に役立ててください。」というしめくくりがあり、講座は終了しました。

 

アンケートより抜粋:

今後、災害が起きた時、自分はどのような行動をとることができると思いますか?:

「なるべく安全な道を通ることができそう」・「家から遠回りして中学校に行く」・「おとしよりやちっちゃい子たちにひなんばしょをおしえたり、つれていったりする」など今日学んだことを踏まえた感想を寄せてくれました。

 

今日印象に残ったこと、感想やご意見より:

様々な防災に関する情報やその量に驚いたことや、防災について楽しく学べたことを中心とする感想がありました。

 

 

また、わざわざ参加いただいたシニア女性のお二人からは、「今日ちょとやってみたら、もしかしたら自分でもホームページを作れるかもと思いました。」「機械音痴の自分が参加しても・・と最初は思ったけど、実は自分の頭の中にあるものを出して、若い人に作ってもらえばいいんだということがわかり、とてもよかったです。」という頼もしいコメントをいただきました。

 

 

パソコン部のみなさんには得意なパソコンを通じて楽しみながら防災に触れてもらえたようです。みな生き生きとしながら講座に取り組み、自らが発信力を持てるということ、中学生でも災害時にできることが色々な形であるということを知り目を輝かせていました。未来の地域の担い手として力を発揮してくれるのではと思います。

 

こちらの講座の様子は「タウンニュース南区版 2014年1月 9日号」にも掲載されました。

 

~第ニ回「みなみ防災おしゃべりサロン」(2013.10.24)についてはこちら~

~第三回 「災害時に役立つ情報活用講座」(2013.12.21)についてはこちら~

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